モノがうず高く積まれたリビング入り口の隙間は、わずか50センチほど。「はいはい」スタイルでドアをくぐり抜けます。
◇ もう少し詳しく…
今回のお宅は、愛知県内のある賃貸住宅。
玄関を開けると、ドアのギリギリまでモノがある状態です。
廊下の電気は切れているため、トイレとお風呂場の明かりを頼りに、先に進んでいきます。
トイレは便座のフタが開いていることは確認できますが、便器は全て埋まっています。
浴槽は袋が積み上がり、天井に届きそうな高さです。
リビングの入り口と窓際には一段と高い山ができていて、ちょうど照明の下あたりに、人一人が入れるくらいの穴がぽっかりと空いています。
山と穴の高低差があるため、まるで崖のように見えます。
◇ ポイント
コンビニ弁当の空き箱が目立つので「カサカサ系」に見えますが、中身入りのペットボトルも多く、さらに捜索が必要な「残すモノ」もたくさんあるため、分別に少々難航しそうです。
分別したモノの仮置きスペースが限られることも、作業を困難にします。
◇ 人員配置
一日目の出動は7人。
リビングに3人、お風呂場に1人、玄関に1人、外の運び出しと積み込みを2人が担当します。
◆ note
・「読みたいことを、書けばいい。」は人生の機微満載の名作落語だった
https://note.com/kataduketonton/n/n6ce2fa6d3704
・ヒュッゲの国デンマークの「幸せな暮らし」作りの仕組み
https://note.com/kataduketonton/n/n2efce8095133
・アンティークはステキ!名古屋の「骨董屋 楽天」編
https://note.com/kataduketonton/n/na4afb4cb019e
・国際人の私がおすすめするフランスのコメディ映画3選
https://note.com/kataduketonton/n/ne73a217fed96
・嬉しかった!お客様の「ありがとう」
https://note.com/kataduketonton/n/n4d13ff720f44
◆ ブログ
・片付けスタッフの教育内容をご紹介します
https://kataduke-tonton.com/blog/blog/28815/
・片付けで見つけたクスっと笑える出物たち
https://kataduke-tonton.com/blog/blog/28761/
・ときどき営業日誌|2年間住んでいなかった賃貸マンションの片付け
https://kataduke-tonton.com/blog/cleanupblog/28683/
・リレーエッセイ|プロレス好きな私と家族との大切な時間
https://kataduke-tonton.com/blog/blog/28633/
・ときどき営業日誌|物が多すぎるお宅の引越し準備とご依頼主様の決断
https://kataduke-tonton.com/blog/works/28613/
◆ ゴミ屋敷方付けの料金と相場を徹底解説!
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♪使用BGM
・かわいいお弁当
・2:23 AM
・スウィート・ラテ
・レトロシューティング
・Rodeo Show
・なんだかな
・たいへんだ〜!
・おもしろすぎてどっかん
・どた☆ばたコミック!
・ぐりぐりどんぐり
・ポップキャンディ
・Les Toreadors from Carmen by Bizet
・トロッコで行こう
・自由気まま
・弾けろポップコーン
・百花繚乱
・野良猫は宇宙を目指した
・Rickshaw
・Get Outside!
・小ぶりなマーチ
(登場順)
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あの忌まわしい出来事が、
この季節が来ると思い出します。
私は専門学校へ通っていた時、
夏美という女性知り合いました。
会った瞬間、運命的なものを感じ、
猛アプローチを掛け、
彼女も笑顔で付き合うことを
承諾しました。
お互い就職して3年の
社会人を経験し、
結婚をしました。
夏美と話し合い、暫くは
お互いに仕事を続け、
マイホーム資金を貯め、
家族を作り、幸せな家庭を築く。
そんな人生プランを立て、
目標に向かってお互い励まし
助け合い、
仕事に勤しむ毎日を送っていました。
そんなある日、私は業務で、
隣町の営業所に社有車で
出かけた時のことです。
思ったより早く業務を終えたので、
気分転換も兼ね、遠回りの
山沿いの道を選び、
帰途につきました。
その道は雑誌でも紹介されており、
新緑の回廊をちょっとした
ドライブ気分で気持ち良く
車を走らせていました。
路肩に工事予告の標識が置か
れており、
交通警備員が赤い旗を振って
いるのに気付き、
車を減速させ、停車しました。
路肩の雑草を伐採しているようで、
片側規制されており、
対向車が数台走って来ました。
すると、私の車と同じ車種、
同じ色の車が通り過ぎ、
思わずドアミラーに目をやり、
過ぎ去っていく様子を確認しました。
車の後部に、私が付けた
オプションのパーツと同じ
ものがついていて、
ナンバーは鏡なので逆に映り、
確認までは出来ませんでしたが、
同じナンバーだったように
思えました。
私は思わず車を転回させ、
後を追いました。
しかし、
運悪く、
伐採した小枝や雑草を満載
した工事用のトラックの
後ろに付いてしまい、
引き離され、
あの車のナンバーと、
誰が乗っているのか、
何人乗っているのか
分かりませんでした。
遠巻きに途中の分岐を左に
曲がって行くのを確認し、
後を追いましたが
いくら車を走らせても、
あの車を見つけることは出来ず、
見失いました。
ただ、分岐路から少し走った
ところにホテルがあり、
状況的に、そこに入った
可能性が高いのは分かりました。
私は、あの車がホテルから
出て来るのを待って、
確認をしたかったのですが、
さすがにそこまでの時間は無く、
もやもやした気持ちで帰途に
つきました。
業務を終え、アパートへ
帰ると、いつもと変わらず
夏美が先に帰っており、
部屋には電気が点き、
いつもと変わらず私の車が
止まっており、
私が買って付けた
オプションのパーツを暫く眺めた後、
部屋へと帰ると、いつもと
変わらず夏美は夕食の準備を
していました。
いつもの日常風景。
何か、
私だけが別の世界で居た
ような錯覚を感じました。
いつもと何ら変わることの
無い夏美と話しているうちに、
同じ車種で同じパーツ、
似たようなナンバーの車は
いくらでも走っている。
あの時見た車は違う。
そう思うようになりました。
数か月が経ち、車のことなど
忘れかけていた休日に、
私は夏美と車で買い物に
出かけました。
買い物を済ませ、駐車場まで
帰って来たところで、
夏美は買い忘れたものがあると言い、
店舗へと戻って行きました。
私はそのまま車へ戻り、
時間潰しに車の中の片づけを
始めました。
読んでしまった雑誌を
ごみ箱に捨てようと纏め、
煙草の吸殻が溜まっていたので、
吸い殻入れを取り出し、
ビニール袋に移しました。
吸い殻入れを戻そうとしていた時、
奥のほうに一本だけ煙草が
引っかかっているのに気が付き、
指で摘み取り出しました。
その吸い殻は、
私が吸っていたのとは違う銘柄で、
その時、数か月前の、私の
車とよく似た車とすれ違った
出来事を思い出しました。
私は、雑誌と吸殻を捨て車に戻り、
暫くしていつもと変わらない
夏美が戻って来ました。
いくら思い返して見ても、
浮気などをしている
素振りなど全く無く、
浮気などする女性でも無いし、
そう信じている。
しかし、
疑念は消えませんでした。
その日から、私の車の
距離計を確認してメモを取り、
出勤することにしました。
統計を取り、カレンダーと
照らし合わせると、
多少のばらつきはあったものの、
夏美が仕事だと言っていた
祝祭日を中心に、
不自然に走行距離が伸びて
いることが分かりました。
私は、その時に夏美に
問い質しても良かったのですが、
もし、何かの間違いか
誤解であった場合、
逆に、私が信頼を失い、
後々まで禍根を残すことに
なるかも知れない。
そう思い、
以前、親族の縁談で、調査
会社を使った話を思い出し、
結婚前の私の貯金を切り崩し、
その調査会社で次の祝日
前後に絞って、
夏美の行動調査をお願いしました。
数週間後、調査結果が
纏まったとの連絡があり、
事務所へ赴きました。
応接室に通され、暫く
すると、対応して頂いた黒縁
眼鏡の調査員の男性が
ファイルを持って現れました。
ソファーに座り、ファイルを
机に置き、
「落ち着いて聞いて下さい。
奥様は、
お勤め先の方と浮気をされています」
私は、頭を鈍器で殴られたような、
激しい衝撃を受けました。
あんなに愛していた夏美が、
あんなに尽くしてくれていた夏美が、
何食わぬ顔で、私を裏切って
いたのです。
何度も何度も何度も、
男性の言葉が私の頭の中を
駆け巡りました。
その時、私の頭の中で、突然
テレビの電源が落ちるように、
「ブツッ」と音を立て、
意識が飛びました。
男性からの呼びかけで意識を
取り戻した時、
私の感情は消えてしまっていました。
何と表現すれば良いのか、
私の体から、半ば魂が
抜け出てしまったような、
自分の体が自分で無いような、
「ぼやぁ」とした世界に
変わっていました。
私は、簡潔に書かれた、
夏美が勤務先の既婚の男を
私の車に乗せる様子や、
海沿いの特殊宿泊施設に入る様子、
車の中で抱き合い、口づけを
する様子、男の通勤ルートの途中で、
車から降ろす様子、
夏美が、アパートに帰って、
車を停める様子の写真が纏め
られたファイルを、
説明を受けながら目を通し、
一部始終が撮られたビデオテープと、
原本のコピーを渡されました。
私は、男性にお礼を言い、
残りの料金を払い、
ファイルとテープは処分をお願いし、
事務所を後にしました。
男性が私に何かを言っていましたが、
全く耳に入らず、アパートへ
帰りました。
そこには、いつもと
変わらない笑顔の夏美、
いつもと変わらない団らん、
「ぼやぁ」とした世界の中で、
この生活を続けて行こうと
思いました。
次の年の桜の季節、私は、
夏美と桜の名所のお寺へ
花見に行きました。
お寺の門で二人そろってお辞儀をし、
手を清め、本堂でお参りをし、
そして満開に咲き誇る樹齢
数百年という、
大きな桜の美しさに目を奪わ
れていた時のことです。
若い男性が面白半分で、
思いっきり鐘をついたのか、
体の芯まで響くほど大きな
音がしました。
その衝撃が、私の心が息を
吹き返すきっかけになった
のでしょうか。
私と同じように驚いて、
私の手を握る夏美を見て、
「この女が何故未だ私の傍に?」
激しい憎悪が湧いて来るのを
感じました。
その日から、私の中でぼや
ぁっとした世界に変わりは
なかったものの、
もう一度証拠を得ようと、
あの調査会社へと足を運んで
いました。
応接室に通され、黒縁眼鏡の
男性が入って来て、
私を見るなり、
「ファイルの件ですね?
また来て頂けると思っていました」
その後は、協力頂いた方に
迷惑がかかるかも
知れないので詳しくは書けませんが、
送り主が分からぬよう偽装工作の上、
証拠を関係各所へばら撒きました。
浮気相手の奥様がアパートへ
乗り込み、
動転した夏美は私の車で失踪。
数日後、巡回中の警官が、
山道で車を停め、その傍らで
蹲っている夏美を発見し、
保護しました。
私は引き取りを拒否し、
夏美の実家に連絡をし、
義両親が引き取りました。
その後の話し合いの席で、
私は感情を爆発させ、
離婚届に署名をさせました。
その後、夏美がアパートまで
来ているのか、
郵便受けに手紙が入っている
ことがありましたが、
全て読まずに燃やしました。
アパートを引き払おうと荷物を纏め、
引っ越し業者が荷物を搬出
していたその日、
夏美がアパートへとやって来ました。
泣き叫び、謝罪を繰り返し、
荷物の搬出を止めようとする
夏美を見ても、
全く心が動きませんでした。
動揺する引っ越し業者に、
搬出の継続を指示しました。
搬出が終わり、空っぽに
なったアパートの真ん中で、
呆然として座り込む夏美を無視し、
管理者に鍵を返し、
部屋を後にしました。
あの日から、かなりの年月が経ち、
歳を重ねました。
私の心が元に戻っているのか、
良く分かりませんが、
生きています。
悪いことしてても平気な顔し
てるタチの悪い女っているよな
男とは、お互いに配偶者が
いるのだから、
一緒になることなど有り得ない。
などと思い込み、
善悪の境界がおかしくなって
しまっていた。
そう言っておりました。
男の奥様に、アパートに乗り込まれ、
証拠写真を見せられ、
「夫に不貞を正直に打ち明け、
今後のことを考えるように」
そう言われたところで初めて、
取り返しのつかないことを
していた実感が湧いたとのことです。
信じられない話です。
話し合いでの感情の爆発をkwsk
創作だとは思うが
慰謝料いくら取ったんだろ
創作、創作と言うけど、似た
ような話、同じような話は
日々どこかで起きているんだろうね。
ところで、間男には制裁を
下したのかな?
-671
夏美は会社から退職勧告を出され、
心身共に衰弱していたのと
距離の都合で、
変な話ですが、
私と両親が夏美の実家に出向き、
同僚の男を奥様同伴で呼びつけ、
話し合いの席を設けました。
不貞を働き始めた時期が、
夏美の後に申告させた男の
時期よりかなり短かった時点で、
怒りが一気に爆発し、
双方の両親が居るのにも関わらず、
憔悴し切っている夏美を
両親に止められるまで罵倒を
し続けました。
慰謝料は、男に顛末書を書か
せ署名捺印させ、
奥様は離婚しか考えられない。
そう言っておりましたし、
育ち盛りの息子さんが居る
ことも考え、
慰謝料は100万で手を打ちました。
結局のところ、男が離婚した
のか職場で処分が下された
のかは分かりませんが、
不貞が会社に知れ渡っているので、
唯では済んでないと思います。
あの女の金など欲しくない。
その気持ちが強かったので、
顛末書と離婚届を書かせただけで、
本人からは一円も取っていません。
後日、夏美の荷物を
引き取りに来た義両親から、
改めて謝罪され、
気持ちとしてお金の入った
封筒を渡されそうになり、
固辞しましたが、
どうしてもということで、
根負けし、封筒の中から束を
一つだけ頂き、
後はお返ししました。
>男とは、お互いに配偶者が
いるのだから一緒になる
ことなど有り得ない、
などと思い込み
>善悪の境界がおかしく
なってしまっていた。
そう言っておりました。
これは元奥さんは単なる
火遊びだと思い込んでいた
(あるいは、間男から洗脳さ
れていたということでしょうか?)
飽きたらお終いにすれば
よいと考
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