【まとめのまとめ】
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俺(嫁怖そう)
先輩「使えねぇヤツだな」
俺「……」
嫁「俺さんちょっといい?」
俺「は、はい」
先輩(ニヤニヤ)
嫁「使えねぇヤチュ……だな!」
↓
結婚という感じだった
んだがkwskしていい?
是非kwsk
聞きたい聞きたい
ありがと。
文才なくて情報の
取捨選択が下手なので長く
なっちゃうけど、
書いてみる
俺:34歳
嫁:29歳
先輩:たしか31歳俺、
ちょっと特殊な専門職な
のだが会社が倒産し、
契約社員として嫁会社へ。
(契約社員からの正社員
登用が望める会社)
嫁は俺が入るチームの
チーフで先輩はその部下
俺は嫁の部下で先輩の後輩となる。
嫁の第一印象は
「事務的で冷たい感じ」
先輩が契約社員担当、
先輩の指示で俺は動く。
が、この先輩との
やりとりがスゲーストレスだった。
俺が作った書類等に1回で
OKをくれることは無く、
必ずダメ出し、作り直しを
要求される。
ダメ出し自体が嫌な
わけじゃないのだが、
その理由が、いつも俺には
よくわからない。
「分かりにくい」とか
「読み手のこと考えてる?」
とか「文章がさぁ」とか。
こう書くと先輩が粗
探し的をし
てるだけじゃないかと思わ
れるかもだが、
この職種は他者にプレゼン
する要素もあるので、
一概に先輩がおかしい、
とは言えない。
「分かりにくい」という
のは十分なダメ出し理由に
なるんだ。
ただ、俺が
「どこが悪いか」を理解
できていないだけで。
で、
わからないながらも
言い回しを変えたり、
レイアウトを変えたりを
何度かするとOKが出る。
釈然としないながらも
「読みやすさってそういう
ことなのかな」
とか思ってた。
でOKが出る際も、
いつもため息交じりで
「まぁいいや」的な態度で。
何よりきついのが、
それらのやりとりの際に
先輩が高確率で発する
「使えねぇヤツだな」
という呟きだった。
俺に直接ぶつけると言うより、
独り言みたいに呟く。
でも確実に俺にはもちろん、
周囲の人にも聞こえる音量で。
俺は、
自分で言うと嫌味だけど、
自信家なところがあった。
派遣社員とは言っても同業
他社で働いていた自負もあり、
この会社に入っても
即戦力になれるというか、
この会社のシステムさえ
把握すればすぐに役に
立てる自信があった。
もっと言うと、正社員に
なれると思ってた。
だが先輩とのやりとりで
プライドズタズタ、
みるみる落ち込んでしまった。
そんな状況で数ヶ月経った日
また先輩に「使えねぇ」と
言われた、
だけでなく、この日はもう
一言付いてきた
「正社員登用の制度って、
あれ、本当に有能な人の
ためのものですからね?」
見透かされてる、
惨めだったそのとき、
後ろから嫁が
「ホントですね。
正社員登用の制度、
ちょっと考え直したほうが
いいかも」
スゲー怖い形相してた俺
「……申し訳……」
嫁
「俺さん悪いけど今日、
就業後あいてます?」
俺「え、はい」
嫁
「少し時間いいですか、
悪いけど残業代は出せないけど」
俺「……はい」
完全に自信をなくしてた
俺は「更新不可」みたいな
話をされるんだと思った。
恥ずかしながら目が潤んで
しまった。
横目で先輩がニヤけてる
のが見えた。
で就業後。
なぜか隣の部屋の
別グループのシマへ。
そこのリーダーは嫁と
知り合いみたいだった。
嫁「悪いけどPC貸して」
隣組「おう、いいけど何だ?」
嫁「ダメ出し」
隣組「ほう……」
隣組リーダーは俺を見て、
ちょっと気の毒そうな顔をした
(ように見えた)
嫁
「今日、先輩さんに最初に
見せた資料と、
言われて作り直した資料
見せてください」
俺
「はい、最初はこれ
(A)で、直したのがこれ(B)
ですが、Bもダメ出しされました」
嫁、両方の資料を見比べる。
嫁
「じゃあ、この件の前に
手がけたもの、
最初のものから完成版まである?」
俺「たぶんPCに……」
嫁「悪いけど持ってきてください」
PCを探り、前回の案件の初期版、
完成版、その途中のものを渡す
嫁、それをじっくり眺める。
再び本日の案件を見直す。
嫁、Bを俺に見せ
「えっとね、こことここの
表現、もう少し砕けた感じで」
「こことここは順序を
変えたほうがわかりやすくない?」
「ここは、このままでも
いいんだけど、
ちょっと表現が厳しいです」
「ここはAの表現に戻して」
とかとかとか。
等々伝え「いま直せる?」と。
直すべき場所がわかってるので、
たいした労力でもない。
30分くらいで修正できた(C)
それを見せると嫁
「うん、じゃ悪いけど
ちょっと待ってて」
俺、隣組の空席で待つ。
嫁
「残業時間じゃない
んだから自由にしててねー」
隣組「嫁さん、怖いでしょ
(ニヤニヤ」
俺「は、はぁ……」
嫁
「悪いけど余計なこと言わないで」
隣組「へいへい
(ニヤニヤ」居心地悪い
……この隣組も俺を蔑んで
いるんだな……
15分くらいたったら
「お待たせ」と嫁。
封筒の入った書類を俺に渡す。
「これ(D)の使い方は
後で伝えるから、
とりあえずしまっておいて」
俺は自席に戻り机にそれを入れた。
封筒入りの書類って何だ
w 書類入りの封筒ですw
長くてごめんね、続き↓嫁
「自分の何が違いけないか、
わかります?」
俺
「申し訳ありません。
実は、
よく……」
嫁「ですよね」
嫁は厳しい顔で俺を見つめていた。
俺は消え入りたかった。
その日はそれでお終い。
終業時間を1時間ちょい過ぎてた。
嫁
「悪いけど残業代
出せないから……」
俺
「はい、承知してます
(さっきも聞きました)」
嫁
「残業代替わりで悪いけど、
夕ご飯でもおごらせてもらえる?」
俺
「はぁ
(「悪いけど」が多いな)」
そんで飲みながらメシ
食わせてもらった。
俺の前の会社での経歴を
かなり根掘り葉掘り訊かれた。
あまりに詳しく聞きたがる
嫁の態度と、
今の仕事の出来が
メチャクチャなことが重なって、
過去の経歴を話すのは
恥ずかしかった。
自分の誇りだと思って
いたから余計恥ずかしかった。
「こんな経歴持ってるのに、
今は全然ダメなんだね」
と、
嫁に言われているような
気がしてしまい……
(実際は全然そんなこと
言われてない)
後はグチだよね。
すっかり自信を失って
しまったこと、
自分が高飛車だったことも
認めるが、
先輩の言動は正直きつい
ことも話した。
嫁は相変わらず
「悪いけど」が多かった。
口癖だと思った。
飲み始めこそ
「責められてる」と思っ
てたんだけど、
話してるうち、嫁は
目つきがきつくて口調は
鋭いけど間違ったことは
何も言ってなくて的確だと
気付いた。
俺は先輩とのやりとりで
だいぶ参ってしまっていて、
嫁の「厳しい」指摘すら、
涙が出るほどありがたかった。
酒の力もあったのか……
嫁は基本的に険しい顔してるけど、
たまに見える笑顔が
魅力的だと思った。
けっこうな時間になった。
俺はさりげなく
「遅くまですみません。
ご家庭あるんですよね?」
と訊いてみた。
嫁「ん? あるけど?」
……そうだよな。
そんなうまい話ないよな……と、
再びトホホ。
嫁「じゃ、明日よろしく」
といういことでその日は別れた。
ご馳走になったお礼を
言うと「ううん、
ごめんね」と言われた。
何が「ごめんね」か
分からなかったけど
「遅くまでごめんね」な
のかと勝手に思った。
そして翌日。
まずはC
(昨日嫁に指摘されて
30分で直したもの)
を先輩に提出。
先輩の対応はいつもどおりだった。
また直せと。
いつもならこの流れで、
また時間をかけて文章を
直すのだけど……
(数時間かかる)
この日は違った。
昨日嫁から受け取った
封筒があった。
嫁から指示を受けていたのだ。
「もしCを先輩に見せて
またダメ出し受けたら、
2時間後にこの封筒(D)
を、俺が作ったフリをして
先輩に渡せ」
と。
その指示通り、
2時間くらいしてからDを見せる。
先輩はまたしてもいつもどおり、
ため息つきながら
「ハァ、これでいいよ」と……嫁
「そんなに気に食わない
出来なんです?」
嫁がいつの間にか後ろに立ってた。
先輩「いやぁ、何というか……」
嫁
「それ作ったの誰だと思います?」
先輩「……え?」
先輩が答えるより前に嫁「私」
突如キョドる先輩。
慌ててDに再び目を落とす。
先輩
「嫁さんのでしたか……
すみませんよく読まないで。
よく読むとやっぱ全然ちげーわ。
スゲーわかりやすいd」
嫁「よく見ないで返事したんだ?」
先輩
「……すみませんでした。
俺さんのは、
いつも出来があんまり……
だったので、
今回もそう思い」
嫁
「悪いけどそれ
(D)さっき俺さんが
見せたの(C)
と殆ど同じですが?」
先輩「」
嫁
「それ(D)は、確かに
最後手を入れたのは私だけど、
本文はCと殆ど変わりません。
語尾が違う程度」
先輩「あの、そっ」
嫁
「殆ど変わらないのに、
俺さんが作ったCはダメで、
私が最後にちょっとだけ
書いたDは気に
食わないながらOKで、
その同じDをよくよく
見直したらスゲーわかり
やすいんですね?」
先輩「いや、だからその」
嫁
「悪いけど、昨日俺さんに
残ってもらったのは
聞いてましたね?」
先輩「はひ」
嫁
「仕事見せてもらって、
話も聞かせてもらったけど」
こっからずっと嫁のターン。
要約するとこんな感じ。
「確かに俺さんの原案は、
ウチの業務からすると
ちょっと「硬い」難しく
感じるところもある」
「これは、俺さんの
経歴から来る癖である」
そう、この会社は
「同業他社」とは言ったけど、
顧客の属性が微妙に違って、
前の会社で書くもののほうが、
ちょっと畏まった文体が
必要だったんだ
(あとで気づいた)
「でも、その部分を
ちゃんと指摘すれば、
俺さんはすぐに修正できる」
「昨日私(嫁)が修正
すべき点を指摘したら、
俺さんは30分で直せた。
そして出来たのがCだ」
「先輩さんは俺さんの書く
文章に違和感は感じた
のだろうけど、
その指摘をしていない」
「ダメ出しだけされて、
何が良くないかを伝えないから、
俺さんは修正に長時間かかり、
また的外れのところも多かった」
「しかもCもDもよく読まず、
ちゃんと出来ているのに付き返し、
殆ど変えてないDを
ため息混じりに受け取り、
それを私が作ったといえば
いきなり褒めだす」
「最初に感じた違和感はともかく、
その後はしっかりとした
理由も持たずに俺さんに
因縁をつけていただけ、
ということになると思うがどうか」
先輩はうつむいたっきりに
なってしまった。
嫁は更に続けた。
「先輩さん、ことある毎に
俺さんに「使えねぇ」って
言ってたんですってね?」
「悪いけど、俺さんが
「使えねぇ」んじゃありません。
あなた(先輩)が俺さんを
「使うことができない」の」
「意味分かる?
俺さんが「使えねぇ」
んじゃなくて、
あなたが俺さんを
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