3月になり、少しずつ温かくなってきましたね。 温かくなってくると、鼻をぐずぐずさせている人も増えてきます。そう…あの恐ろしい花粉症。笑 私は、腸活のおかげで花粉症ではないのですが、周りを見れば全員花粉症…という状況も少なくなく、ひそかに花粉症の人を知らぬ間に治すにはどうしたものかと企んでいます。 そんな時にちょっと気になるのが「フコイダン」。その効果や免疫力との関係に迫ってみたいと思います。 フコイダンとは? フコイダンは昆布やメカブ、もずくなどの海藻の中に含まれるねばねばした物質のことです。 このねばねばしているフコイダンの正体は、「硫酸化多糖」の一種。ということは糖類なんですね。 1913年ごろで、スウェーデンの学者さんが見つけました。 日本酒のコウジ酸に美容にいい成分が入っていると気が付いたのは、日本酒を作る杜氏の方々の手がとてもきれいだったことに気が付いたからだといわれていますが、なんとフコイダンも海藻を食べている人たちの手がきれいだったことがヒントになったようです。 フコイダンは、1913年スウェーデンの学者H.Kylin博士によって発見されました。 沿岸地域では健康的な人々が多い傾向にあるので調査をしたのですが、海藻を採取している労働者の手が綺麗であることに目を付け、海藻には何か秘密があるのではないかと考えたと言われています。 参考: みんな手をみるのね。笑 手は歳を表すともいうから気をつけなくちゃね。 フコイダンは抽出する海藻によって構造が違う 細かい話をすると、フコイダンはもともと抽出される前の海藻によって構造が異なるようで、どのフコイダンがより健康効果が高いとか、低いとかいろいろ言及されることがあるようです。 フコイダンは、抽出する海藻によって構造が異なります、白畑教授が研究し、当会の協力医師たちが臨床で応用している「低分子化フコイダン」の原料となっているのは南太平洋のトンガ産のモズクです。 糖はフコース73%、キシロース12%、マンノース7%、グルコース4%、ガラクトース4%という割合で含まれます。他にグロクロン酸とガラクツロン酸も含んでいます。硫酸基は14.5%含みます。主にL-フコースという糖で構成されていて、硫酸基の含有量が多いのが特徴です。 参考: たしかにどうせとるなら、効果が高いフコイダンをとりたいですもんね。 どんなフコイダンを選ぶべきなのか? よく話題に上るのが、「高分子フコイダンと低分子フコイダンはどっちがいいの?」という疑問。 でもこれに関しては、「どちらでもよい」という見解が一般的のようです。 一般的には以下の違いがあるといわれていますが、一長一短であまり気にする必要はなさそうですね。 高分子フコイダン=吸収率は高くないが、体内で機能性を発揮 低分子フコイダン=吸収率は高いが、体内での機能性は低い また、汚染されていない海でとれたものがいいという視点も多く語られたりしますが、海の汚染度とフコイダンの品質を厳密に計測するのは難しく、フコイダンの質や健康効果との関係は、まだあまり厳密な調査結果を発表しているところはなさそうです。 フコイダンの効果 NPOフコイダン研究所が発表している、フコイダンに期待される効能・効果には以下が挙げられています。 [1]血液凝固阻止作用 [2]コレステロール低減作用 [3]血圧上昇抑制作用 [4]血糖値上昇抑制作用 [5]抗ピロリ菌・抗潰瘍・胃部不快感改善作用 [6]花粉症・アトピーなどのアレルギー緩和作用 [7]抗ウイルス・抗菌作用 [8]抗酸化作用 [9]育毛作用 肌の保湿作用 体重増加抑制 腸内環境改善作用 肝機能向上作用 抗HIV作用 参考: うーん、これは人間の美と健康の悩みをすべて凌駕するかのような効果効能!笑 生活習慣病予防になりそうな、コレステロールや血圧、血糖値にも関連がありますし、腸にも関係がありそうな免疫力と関係がある花粉症やアトピー、ウイルス、ピロリ菌、腸内環境改善も効果の範囲です。 フコイダンは効果なし? インターネットで情報を調べていると、フコイダンは効果なしといったようなキーワードがでてくることがあります。 NPOフコイダン研究所によると、癌患者さんへのフコイダンミックスの投与による臨床実験はすでにたくさん行われていて、癌の症状が良化する結果もたくさん報告されています。 2009年2月に脳腫瘍の診断。2010年2月に肺転移を確認。化学療法を行わずに、フコイダン療法のみで治療を開始しました。 フコイダンミックスを1日約2.5g摂取した結果、翌年の2010年3月には脳腫瘍の消滅が確認されました。また、QOLも向上しました。 参考: 2004年5月 心窩部のしこりを訴え近医受診。胃癌・肝門部転移のため手術不能、予後3ヶ月の診断。セカンドオピニオンとフコイダンについての相談のため当院受診。精査の結果、十二指腸浸潤と幽門狭窄を伴う胃癌であることが判明。また、肝内胆管の拡張を伴った肝門部リンパ節転移も認められました。QOLを落とさず治療を行うために、UFTを定量の半分以下で投与し、同時にフコイダンミックスの投与も開始しました。 UFTとフコイダンミックスの投与を開始したところ、腫瘍マーカーの数値は減少しました。また、UFTの投与による免疫力の低下・QOLの低下や黄疸などの症状は確認されませんでした。 参考: ただもちろん、人間の体って一人ひとり違うので、全員に同じように効果があるとは考えずずらく、インターネットでフコイダン効果なしと出てくるのは、統計的にみて効果があるとは言い切れないみたいな話が、ざっくり「効果なし」となってしまったような気がします。 フコイダンは効果なしまとめ [ 30 more words ]
https://www.chounaikankyou.club/article/fucoidan.html
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