この記事の監修ドクター:工藤内科副院長 工藤孝文先生 詳しくはこちら 海に囲まれた島国である日本。 私たちにとって、海藻は昔からとてもお世話になってきた食べ物の1つです。 なんと、日本人のお腹からしか見つかっていない、海藻を分解することができる腸内細菌がいることもわかっているくらいだから、日本人と海藻の絆は、強いと思っていいと思う。 そんな海藻の中でも、日本で初めてもずくを機能性表示食品にしちゃったというから、驚きです。 今日はそんなもずくの栄養素や効果効能、そしてもずくを「機能性表示食品」にした「快腸もずく」が普通のもずくと比べて何がスゴイかをまとめてみました。 「もずく」とは? みなさんは、「もずく」は良く食べますか? 海藻って意識しないとなかなか食べないから、毎日絶対に海藻を食べよう!と思っておくことは、腸活をするうえで、すごく有効なことだったりします。 私は、毎日もずくかメカブ、海苔を食べるようにしているので、食べない日はないかもしれません。せっかく日本人に生まれたんだから、もずくを食べてほしいです。笑 もずくはほとんど国産? 実はもずくってほとんど国産なんです。それも沖縄県で作られた養殖もずくがとても多いとか。全国の生産量の約90%が沖縄だといいます。 そういえば、沖縄にもずくの天ぷらってあるよね!あれ、めちゃくちゃおいしい!! 「もずく」の効果効能 もずくはとにかく低カロリーです。100gで6カロリーほどしかありません。もずくで太ろうとしたら大変です。笑 そして、たくさんのミネラルと食物繊維が含まれていることが知られており、腸活中の方にはすごーくおすすめです。 水溶性食物繊維のフコイダン 免疫力を高めてくれる食物繊維として、とても有名なのが「フコイダン」です。 健康番組などで一度は見たことがある方が多いんじゃないかなぁ? 「フコイダン」が水溶性食物繊維の中でも、かなり有名なのは、免疫細胞を活性化させる働きがあることが注目されているからです。 またこのフコイダンには、胃がんや胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になっているともいわれる「ピロリ菌」が胃壁に付着するのを防いでくれるともいわれています。 ヤクルト薬品工業株式会社のホームページをみてみましょう。 ピロリ菌陽性者11名にフコイダン入りの茶飲料(100mg/日)を10日間飲用してもらったところ、ピロリ菌数が約半分まで減少しました。 フコイダンの摂取によりピロリ菌の低減効果が期待できます。 参考: 半分に減るってすごくない?! ただ、このフコイダン、種類によるという結果も出ています。タカラバイオ株式会社のホームページをみてみましょう。 スナネズミにヘリコバクターピロリ菌を含んだ溶液とフコイダン溶液を経口投与しました。 その後、フコイダン溶液は8時間おきに経口投与を続けました。 次に、菌を投与後、1日目と2日目の胃中のヘリコバクターピロリ菌を計数し、感染率を算出しました。 その結果、ガゴメ昆布由来U-フコイダンに明らかなヘリコバクターピロリ菌の感染抑制作用が認められました。一方、ヒバマタ由来フコイダンにはそのような作用は認められませんでした。 参考: ピロリ菌は、50歳以上の約80%以上が保菌しているともいわれていて、怖い病気にもつながりかねないので、もずくを食べておくという選択肢は、ありな気がしませんか? 水溶性食物繊維のアルギン酸 もずくに含まれる水溶性植物繊維は、フコイダンだけではありません。「アルギン酸」と呼ばれる、別の水溶性食物繊維も注目されています。 もずくに含まれているアルギン酸は、高血圧の原因であるナトリウムを体外へ排出してくれる働きがあります。だから高血圧の方にもおすすめ! 日本経済新聞に掲載された日本家政学会誌「食物繊維のナトリウム吸着能が高血圧自然発症ラットの血圧に及ぼす影響」によると、高血圧の抑制にも効果があると示唆されています。 アルギン酸カリウムを用いた動物実験で、ナトリウムイオンの吸着能が他の多糖類よりも高いことを見いだし、実際にアルギン酸カリウムを摂取させることで体内のナトリウムが排出され、その結果高血圧の抑制に効果があることを示唆しています。 参考: 生活習慣病のほとんどになんとなく効いてくれている気がしてきますよね。もずくって。 カロテノイドのフコキサンチン もずくに含まれるカロテノイドの一種であるフコキサンチンは、ダイエット中の方の味方です。 フコキサンチンには脂質や糖質をエネルギーとして消費して、脂肪燃焼を促してくれるという働きがあるんだって。メタボ予防に効く!ととても注目されています。 フコキサンチンは、マウス実験だけでなく、人間を対象にした実験でも多くの結果が出ているので、信頼性は高そうに思います・・・。 その結果、フコキサンチンをとったグループは、体重と体脂肪が顕著に減り、肝臓と血液に含まれる脂肪も大幅に減少しました。中には、4週間で体重が約1割減り、体脂肪も同程度減ったという結果も出ています。つまり、減った体重の多くは体脂肪の減少によるものといえるのです。 参考: やっぱりもずくに含まれる成分って魅力的だよなぁ。 普通のもずくでさえ、こんなに魅力的なのに、このもずくを機能性表示食品にしちゃったのが、「快腸もずく」です。笑 普通のもずくと快腸もずくの違い [ 44 more words ]
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フコイダン 効能 在 腸活webメディア「腸内革命」 Facebook 的最讚貼文
昨日は、「ゆるっと発酵ナイト」と称して、発酵食品や健康、そして腸活に興味がある方々を集めて、もちよりパーティーを開催しました! いろんな味噌と具材を提供するみそ汁ビュッフェを提供したのですが、お味噌汁の具としていちおしのめかぶ入りのおみそ汁が好評!笑めかぶって、気軽に摂取できる海藻で、クセもないので、ついつい冷蔵庫にストックしちゃいます。 次は違う海藻を買わなくちゃ。笑 気に入ると同じものばかりを食べちゃうけど、菌の多様性を高めるためにはいろいろたべなきゃね。 というわけで、スーパーではいつもめかぶのとなりにいる、もずくを今日は購入!めかぶともずく、両方海藻だけど、栄養や効果効能はどう違うのか、ちょっと気になりませんか? 今回はめかぶともずくの違いをまとめてみました。 「めかぶ」とは? 強いねばりと歯ごたえが特徴で、そのまま食べても、ごはんにかけても、お味噌汁にいれてもおいしいめかぶ。スーパーで買ってきたらそのまま食べられるので、私はすごーくお世話になっている海藻のひとつです。笑 まずはウィキペディアから、その正体を見てみましょう。 メカブ(和布蕪)は、ワカメの付着器の上にある、葉状部の中で厚く折り重なってひだ状になった部分である。生殖細胞が集まった部位で、成実葉や胞子葉に相当する。ワカメは海藻なので根はないが、通俗的には「ワカメの根元部分」とも表現される。 日本では食用にされる。 参考:ウィキペディア めかぶは実はわかめの一部です。わかめの根本部分であるめかぶには、わかめのほかの部分よりもたくさんの栄養素が詰まっているといわれています。 「めかぶ」は税金として納められる貴重品だった? この栄養の豊富さは、私たちの祖先たちもかなり前から気が付いていて、701年(大宝1年)に制定された日本の律令「大宝律令」の中に、税金として納める海藻の1つとして紹介されていたのだそう。 なんとめかぶは、今のお金とおなじぐらいの価値を認められていたというわけです。すごいね~! めかぶは大宝律令ができた時代の税を納める令である「賦役令(ぶやくりょう)」の中に、税として納める海藻のとして「マナカシ」と記載があります。マナカシとは、その頃のめかぶの呼び方です。めかぶは古くから、健康によいとされていて民間薬として使われていました。 参考: 「めかぶ」のねばねばの正体は? めかぶって、あのねばねばがあるからおいしいんですよね。あのねばねばには、硫酸化多糖の一種「フコイダン」がたくさん含まれています。 フコイダンは、免疫力を高める効果がよく知られていますよね。私たち人間の免疫細胞の1つである、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させ、病気にかかりにくくさせてくれたり、花粉症やアレルギーを緩和してくれるといわれています。 花粉症やアレルギーがひどい方は、いちどめかぶをためしてみるのもよいかもしれません。 「めかぶ」にはデブ菌を減らすEPAも入ってる 不飽和脂肪酸の一種であるEPAは、通常青魚などに多く含まれる、とてもよい油の一つです。そして、最近では、このEPAやDHAがデブ菌たちを減らしてくれるという研究結果も多く発表されています。 お魚を料理するのが面倒な方でも、めかぶならそのまま食べられます。これを食べない手はないかも?笑 「めかぶ」のアルギン酸がすごかった! もう一つ、めかぶに入っているアルギン酸の効果も注目されています。 アルギン酸も多糖類であり、食物繊維の一種です。アルギン酸には、コレステロールを低下させたり、血圧を低下させたり、動脈硬化を予防する効果があるといわれています。 また水溶性食物繊維の一種でもあるため、人間の身体に必要のないものを吸着させ、体の外に出してくれるといわれています。腸内環境も良くしてくれます。 「めかぶ」と「もずく」の違い めかぶがわかめの根っこの部分だとしたら、もずくはいったいなんなのでしょう? もずくは、わかめとは関係がない、まったく違う海藻になります。ウィキペディアによるともずくの説明文はこんなかんじ。 モズク(水雲、海蘊?、藻付、海雲、学名:Nemacystus decipiens)は、褐藻綱ナガマツモ目モズク科の海藻。別名はイトモズク。枝分かれのある糸状藻類である。 また、モズクはモズク科やナガマツモ科に属する海藻の総称とも使われており、多くの種の和名に「モズク」と付いている。 参考:ウィキペディア たしかに、わかめとめかぶは歯ごたえが少し似ている感じがしますが、もずくはぜんぜん違いますよね。もっとやわらかく、歯ごたえは少ないです。 でも栄養面はとても似ている部分が多いといえそうです。 例えば先ほどご紹介した、アルギン酸やフコイダンは、めかぶにももずくにも含まれます。どちらも腸内環境にやさしく、デトックスによい成分がたくさん含まれているという意味で、似ています。 こうなったら、好きなほうを選んでください。でも、それでも細かく知りたい方は、ミネラルを比べた場合は、若干めかぶが優勢かも・・・ ▼メカブ ナトリウム:85mg カリウム:44mg カルシウム:38.5mg マグネシウム:30.5mg ヨウ素:195μg ▼もずく ナトリウム:63mg カリウム:1.4mg カルシウム:15.4mg マグネシウム:8.4mg ヨウ素:ー 参考: さて、みなさんはどちらを選びますか? 「めかぶ」と「もずく」の違いまとめ めかぶももずくも、腸内環境を整える海藻類としてとても食べやすくおいしい食材!とても似ている面が多い食材でもあります。 めかぶはわかめの根っこのところで、栄養素が詰まっている部分なので、当たり前のように栄養価は高いです。 もずくはわかめとは別の海藻で、つるつるとした食感が好まれる海藻です。 両方ともフコイダンやアルギン酸が多く、腸内環境を整える食材としてはお勧めですが、メカブのほうが若干ミネラルは多いかも? どちらかだけに決めないで、いろいろ食べるのが実はおすすめ!参考にしてみてくださいね!
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フコイダン 効能 在 腸活webメディア「腸内革命」 Facebook 的精選貼文
3月になり、少しずつ温かくなってきましたね。 温かくなってくると、鼻をぐずぐずさせている人も増えてきます。そう…あの恐ろしい花粉症。笑 私は、腸活のおかげで花粉症ではないのですが、周りを見れば全員花粉症…という状況も少なくなく、ひそかに花粉症の人を知らぬ間に治すにはどうしたものかと企んでいます。 そんな時にちょっと気になるのが「フコイダン」。その効果や免疫力との関係に迫ってみたいと思います。 フコイダンとは? フコイダンは昆布やメカブ、もずくなどの海藻の中に含まれるねばねばした物質のことです。 このねばねばしているフコイダンの正体は、「硫酸化多糖」の一種。ということは糖類なんですね。 1913年ごろで、スウェーデンの学者さんが見つけました。 日本酒のコウジ酸に美容にいい成分が入っていると気が付いたのは、日本酒を作る杜氏の方々の手がとてもきれいだったことに気が付いたからだといわれていますが、なんとフコイダンも海藻を食べている人たちの手がきれいだったことがヒントになったようです。 フコイダンは、1913年スウェーデンの学者H.Kylin博士によって発見されました。 沿岸地域では健康的な人々が多い傾向にあるので調査をしたのですが、海藻を採取している労働者の手が綺麗であることに目を付け、海藻には何か秘密があるのではないかと考えたと言われています。 参考: みんな手をみるのね。笑 手は歳を表すともいうから気をつけなくちゃね。 フコイダンは抽出する海藻によって構造が違う 細かい話をすると、フコイダンはもともと抽出される前の海藻によって構造が異なるようで、どのフコイダンがより健康効果が高いとか、低いとかいろいろ言及されることがあるようです。 フコイダンは、抽出する海藻によって構造が異なります、白畑教授が研究し、当会の協力医師たちが臨床で応用している「低分子化フコイダン」の原料となっているのは南太平洋のトンガ産のモズクです。 糖はフコース73%、キシロース12%、マンノース7%、グルコース4%、ガラクトース4%という割合で含まれます。他にグロクロン酸とガラクツロン酸も含んでいます。硫酸基は14.5%含みます。主にL-フコースという糖で構成されていて、硫酸基の含有量が多いのが特徴です。 参考: たしかにどうせとるなら、効果が高いフコイダンをとりたいですもんね。 どんなフコイダンを選ぶべきなのか? よく話題に上るのが、「高分子フコイダンと低分子フコイダンはどっちがいいの?」という疑問。 でもこれに関しては、「どちらでもよい」という見解が一般的のようです。 一般的には以下の違いがあるといわれていますが、一長一短であまり気にする必要はなさそうですね。 高分子フコイダン=吸収率は高くないが、体内で機能性を発揮 低分子フコイダン=吸収率は高いが、体内での機能性は低い また、汚染されていない海でとれたものがいいという視点も多く語られたりしますが、海の汚染度とフコイダンの品質を厳密に計測するのは難しく、フコイダンの質や健康効果との関係は、まだあまり厳密な調査結果を発表しているところはなさそうです。 フコイダンの効果 NPOフコイダン研究所が発表している、フコイダンに期待される効能・効果には以下が挙げられています。 [1]血液凝固阻止作用 [2]コレステロール低減作用 [3]血圧上昇抑制作用 [4]血糖値上昇抑制作用 [5]抗ピロリ菌・抗潰瘍・胃部不快感改善作用 [6]花粉症・アトピーなどのアレルギー緩和作用 [7]抗ウイルス・抗菌作用 [8]抗酸化作用 [9]育毛作用 肌の保湿作用 体重増加抑制 腸内環境改善作用 肝機能向上作用 抗HIV作用 参考: うーん、これは人間の美と健康の悩みをすべて凌駕するかのような効果効能!笑 生活習慣病予防になりそうな、コレステロールや血圧、血糖値にも関連がありますし、腸にも関係がありそうな免疫力と関係がある花粉症やアトピー、ウイルス、ピロリ菌、腸内環境改善も効果の範囲です。 フコイダンは効果なし? インターネットで情報を調べていると、フコイダンは効果なしといったようなキーワードがでてくることがあります。 NPOフコイダン研究所によると、癌患者さんへのフコイダンミックスの投与による臨床実験はすでにたくさん行われていて、癌の症状が良化する結果もたくさん報告されています。 2009年2月に脳腫瘍の診断。2010年2月に肺転移を確認。化学療法を行わずに、フコイダン療法のみで治療を開始しました。 フコイダンミックスを1日約2.5g摂取した結果、翌年の2010年3月には脳腫瘍の消滅が確認されました。また、QOLも向上しました。 参考: 2004年5月 心窩部のしこりを訴え近医受診。胃癌・肝門部転移のため手術不能、予後3ヶ月の診断。セカンドオピニオンとフコイダンについての相談のため当院受診。精査の結果、十二指腸浸潤と幽門狭窄を伴う胃癌であることが判明。また、肝内胆管の拡張を伴った肝門部リンパ節転移も認められました。QOLを落とさず治療を行うために、UFTを定量の半分以下で投与し、同時にフコイダンミックスの投与も開始しました。 UFTとフコイダンミックスの投与を開始したところ、腫瘍マーカーの数値は減少しました。また、UFTの投与による免疫力の低下・QOLの低下や黄疸などの症状は確認されませんでした。 参考: ただもちろん、人間の体って一人ひとり違うので、全員に同じように効果があるとは考えずずらく、インターネットでフコイダン効果なしと出てくるのは、統計的にみて効果があるとは言い切れないみたいな話が、ざっくり「効果なし」となってしまったような気がします。 フコイダンは効果なしまとめ [ 30 more words ]
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