「寝ている間に痩せたい」 ダイエットをしている人は、みんな一度は考えたことがあると思います。 辛い運動や食事制限なく、ただ寝ているうちに痩せられたらこんなに楽なことはありません。 今回は、寝ている間に体重を減らすことができるのか、できるとしたら何をしたらいいのか、体脂肪の燃焼効率を上げるためにできることをまとめてみました。 ※http://xn--stand-273d1gai4n2fw259a1vxbeozi1wgr33b.fm/「聴くだけ腸活ラジオ」内での話題を元に原稿にしています。 音声で聞きたい方はコチラ> 睡眠の量と脂肪燃焼効果 「睡眠時間が少ないと太る」とよく言います。 これは、大げさな話ではなく、実際にいろんな実験論文が出ています。 例えば、2010年にアメリカのシカゴ大学で行われた実験(※1)をご紹介したいと思います。 この研究では、睡眠を制限するとエネルギーの摂取量と消費量が変わるかどうかを調べました。 10名の被験者の方を睡眠時間が短いグループ(5.5時間)と長いグループ(8.5時間)に分けて、14日間「体脂肪」と「体重」を計測してみました。 食べているものは一緒です。 この結果はとてもわかりやすいモノでした。 睡眠が短いグループは長いグループに比べて、脂肪燃焼効率が半減(55%減)した 睡眠時間が違うだけで、脂肪燃焼効率が半減してしまうんです。 例えば同じダイエットをしていても、睡眠時間が短いと燃えない体になってしまうということですから、睡眠の量はダイエットしている方にとって、やっぱり重要だということがわかりました。 それでは、睡眠の質はどうなのでしょう? どうやら睡眠の質も大事なようなんです。 睡眠の質と脂肪燃焼効果 2016年に筑波大学が発表したマウスを使った研究結果(※2)をご紹介してみましょう。 レム睡眠が少ないと、砂糖(ショ糖)や脂質を摂取したくなる ヒトの睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2種類があります。 レム睡眠=脳が起きていて、記憶の整理や定着が行われている ノンレム睡眠=脳が寝ていて、大脳は休息している レム睡眠とは浅い眠りのことです。 この浅い眠りの時に、ヒトは記憶の整理をしています。食べものに関しても、情報を整理して、味や香りが好きか嫌いか判断しているのですが、レム睡眠が不足するとこの部分の判断が正常にできなくなって、ショ糖や脂質をたくさん食べたくなるようなのです。 この証拠に、レム睡眠が不足していなくても、この脳の判断部分のはたらきを止めてしまうと、ショ糖や脂質をが食べたくなってしまうことがわかりました。 深い眠りがよい眠りだとされがちですが、ちゃんと浅い眠りにも大事な役割があります。 眠りのバランスを整えるためにわたしたちができることは、何なのでしょうか? 眠りのバランスを整えるポイント 睡眠のリズムが悪い理由は、そもそも寝ている時間が悪いのではありません。主に起きている時間の生活のリズムが乱れていることに原因があります。 大事なポイントはこちらの2つ。 1:光 2:食べ物 毎日きちんと同じリズムで日の光を浴びて、睡眠ホルモンといわれるメラトニンを増やす必要があります。 メラトニン =別名:睡眠ホルモン ・夜になると分泌されて、質の高い睡眠を作る ・生体時計のリズムを調節する ・活性酸素を除去して老化や病気を防ぐ このメラトニンを作る材料が「トリプトファン」です。 眠りのバランスを整える食べもの 眠りのバランスを整えるためには、「トリプトファン」を採る必要があります。 トリプトファン =タンパク質に含まれる栄養素 トリプトファンはタンパク質に含まれる栄養素で、お肉や卵、豆類や乳製品などに多く含まれています。 トリプトファンを食べると、体の中でセロトニンと言われるしあわせホルモンができます。セロトニンが作られるとやっと、メラトニンが分泌されるんです。 トリプトファン摂取 ↓ トリプトファンから セロトニン(幸せホルモン) が作られる ↓ セロトニンが メラトニン(睡眠ホルモン)...
https://www.chounaikankyou.club/article/sleepdiet.html
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